日本最後の清流と謳われる四万十川。
当社は、明治26年、その上流域の緑豊かな山間の地で酒造りを始めました。
「冠におぼれず、飾らず、素朴な心を大切に、ひたすら自然を生かした地の酒造り」
社名「無手無冠」は、当社のこの酒造りの姿勢に由来し、創業百十余年、豊かな郷土資源を生かした地酒造りに徹しています。
美しい自然と素朴な真心に育まれたふるさとの地酒をご堪能ください。
いい酒・おいしい酒・安心な酒造りのために、こだわりの米作りから始まる、無手無冠の酒造り。
3つのこだわりを柱に、地元農家と有機肥料と紙マルチによる無農薬栽培の米作りを広げています。
酒は、酒米の良しあしで決まります。
その原料米へのこだわりを実現するために、当社では地元農家と共に有機肥料と紙マルチによる農薬を使わない米作りを広げています。
この方法は労力がかかる割りに、収量はごくわずか。農家が手間をかけるこだわりが、おいしい酒米を育みます。
田んぼ一面に紙をしき、これに穴を開けて苗を植える栽培法で、除草農薬を使わず雑草防除ができ、環境にやさしい稲作が可能になりました。
紙マルチは、「紙」でできている植物性ですから最後には水に溶けて土に戻ります。
田んぼにまく有機肥料には、当社商品である「栗焼酎」の搾りかすを有効利用。環境を考える循環型農業としての役割も果たしています。
また、その成分バランスを補うために加える有機の「ぼかし肥料」も当社の蔵人たちが作っています。